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「SA GA LAND」制作の決定と道のり(その2)

第3のハードル 手配物の多さと内容」

脚本の決定と同時に、準備物のリスト作成と手配にもすぐに取り掛かりました。
この段階で、監督と私では到底手が足りません。

ここでこの企画のキーマンの一人、当社の弓が力を発揮します。
弓はハレノヒでカメラマン兼、新事業であるフィットネス「ハレトレ」のトレーナーです。
彼はこの「SA GA LAND」でラインプロデューサーという役割を担っています。
簡単に言うと制作部分の責任者です。
彼は撮影当日まで準備物やキャストの手配を一手に引き受けました。

その準備物、大物では2トントラックから始まりトラクター、コンバインなど車両30台、その他気球、佐賀牛など。小物になると米にイカ乾燥マシーンやろくろ、獅子舞などなど……
普通、牛とかイカ乾燥マシーンとか「無理だろう」と思うものも、彼の人脈を使ってどんどん手配していきます。

「弓く~ん。トラクターいける?」
「はい、いけます!」
「さすがに牛は無理だよね?」
「いや~、どうでしょう?たぶんいけます!」

もはや監督と私からしたら、ドラえもんの四次元ポケットのような存在です。
彼がハレノヒにいなければ、間違いなくこの作品はできていません。
ただ、その「牛」については土壇場で騒動になるのですが……

とにかく難しいと思っていた手配物、例えばイカ乾燥マシーンも呼子の木屋さんが貸してくれたりと、自主制作という得体の知れないものに対しても想像以上に佐賀の皆さんが協力的でこの作品を盛り上げていただきました。本当にありがとうございます。

 

第4のハードル キャストの多さとダンス」

ラインプロデューサー弓くんが集めなければならないのは物だけではありません。
それはこの作品に欠かせないキャストです。人数は約50人、うち半数以上はダンサーであることが条件。それも11月の祝日に、早朝6時から夕方まで。しかもボランティアでダンスができる人をメインに……。
さて何度も言いますが、我々は何の後ろ盾もないただの小さな写真館です。

ここでも弓くんの人脈が功を奏します。
前の職場で一緒だった佐賀大学のダンスサークルのメンバーさんを通しメンバーを募ります。
キャスト決めは制作の大事な部分。10月、監督も佐賀に入りダンスサークルにスカウトに向かいました。
練習中のサークルにお邪魔し、企画を説明。いち早く反応した大学生を中心にキャストを決定していきます。
ダンサー以外のキャストも弓くんの家族の協力などで集めることができました。
難航すると思われたキャスト集め。最終的には小学生から社会人まで幅広い層の人に出演していただきました。
この作品は佐賀の温かい人たちのおかげで成り立っています。

 

第5のハードル 撮影手法」

「LA LA LAND」のオープニングは『長回し』という手法を使っています。
長回しというのは撮影が始まったらラストまでカメラを止めることなく録画し、後からカットをつなぐなどの編集をせずその一本で製作する難易度の高い手法です。
当然「SA GA LAND」もその手法を用いて撮影を行います。
ここでのハードルはプロではない一般参加のキャストも撮影を含む製作陣も、約3分半の撮影でミスなくできるかどうか。
ダンサーチームには息のあったダンスが求められますし、その他演技の場面もあります。

我々の心配をよそにダンサーチームは定期的に練習を重ねてくださり完成度が高まっていきました。また最初と最後に出演する女性キャスト二人にも有力な方が決まり、キャスト決定から撮影まで残り1ヶ月ほどしかなかったにもかかわらず、皆さんの撮影に臨む姿勢が私たちを安心させてくれました。

その長回しをメイキングという形で動画にしてアップしてます。
よかったらご覧ください。

(続く)

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