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タイと佐賀をウエディングフォトで結ぶ(中編)

11月初旬、私はタイ北部の最大都市「チェンマイ」にいました。
目的は8月に佐賀で撮影をしたタイの超有名人カップル「Peck&New」の結婚式撮影のためです。

チェンマイは首都バンコクよりローカルな雰囲気。
今回の会場はその郊外にありました。
山間の田園地帯の真ん中に一軒の建物。これは新婦Newが新しく作ったレストランで、今回の結婚式がそのオープニングになるそうです。

会場に到着すると既にとても和やかな雰囲気。

しばらくすると参加者が田園の中に作られた道に列を作り始めました。

聞くところによると、タイの結婚式では新郎が新婦が会うまでに、グルームメイトや家族と共にブライドメイトによる複数の関門を突破しなければならないようです。

どれだけ新婦を愛しているかを説いたり、貢物をしたり、歌を歌ったり。ブライドメイトによる関門は様々らしいですが、彼女たちが納得しなければ先に進むことはできません。 非常に面白い儀式だなと思いました。


(司会者が実況中継をしていました。有名なタレントさんみたいです)

開放感に満ち溢れた会場にようやくたどり着いた新郎。

ここでようやく民族衣装を身に纏った女性たちを先頭に、通せんぼのあいだ建物の2階にいた新婦が降りてきました。

二人が揃うとすぐに結婚指輪の交換。

目上の人を非常に敬う国、タイ。
両親祖父母の前に跪くと手をにぎり合いそして両親から言葉をかけます。

私には何を言っているかはわかりません。
でも夫婦として出発する二人に大切なことを伝えていることには間違いありません。
このシーンにはとても感動しました。

一旦ブレイクタイム。先ほどの女性たちによる踊りが披露されます。
バンコク在住の人に聞いたところ、これはチェンマイ特有だということです。やはり日本と同じく地方によって少し結婚式の風習も違うようですね。

踊りが終わると壇上には新郎新婦。二人の頭に白い輪っか状の紐がかけられます。
これには他人の二人が繁栄を築くという願いが込められているそうです。

ここから家族や親族そして友人達が順番に、二人幸せを願う紐を腕につけていきます。

ちなみに二人より年下はこの紐を付けてはいけないとのことでしたが、年上である私は僭越ながらつけさせていただきました。

そして記念撮影タイム。



土、水、草花、風……自然の恵みと人々の愛情の中で行われたとても和やかな結婚式。開始から3時間ほどで無事終了です。

(式の後半人々は動き回ったり用意されたビュッフェスタイルの食事をとったりと、とても自由な雰囲気でした。進行にとらわれない感じが新鮮でしたよ)

 

タイの結婚式を体験して感じたこと。
それはもともと他人だった人間が結婚するっていう出来事は、とても特別なことだということ。
当たり前なことのようですが、もしかすると日本では結婚する本人たちでさえ、そのことを自覚しにくい状況になっているのかもしれませんね。

結婚とは何か?
改めてその意味を考え直すいい機会になりました。

後編に続く。